令和6年度定時社員総会およびシンポジウムを下記の要領で開催いたします.奮ってご参加くださいますようお願いいたします.
Facebookからも情報を発信いたします.
令和6年6月21日(金)
10:00〜12:00 定時社員総会
13:00〜17:30 シンポジウム(ハイブリッド形式)
18:00〜20:00 意見交換会
東京大学柏キャンパス 新領域環境棟FSホール
千葉県柏市柏の葉5-1-5
総会の構成員は役員および代議員ですが,当学会員であれば総会を傍聴することができます.
テーマ:「土木における地質リスクと地質・地盤技術者の役割 −応用地質学と地盤工学のさらなる協働に向けて−」
シンポジウム参加費(予稿集代を含む)正会員:3,000円、学生:1,000円(予定)
意見交換会
会場・参加費:未定
公益社団法人 地盤工学会
CPDH3.5時間(シンポジウムを全て聴講の場合)
東京大学柏キャンパス 新領域環境棟FSホール
千葉県柏市柏の葉5-1-5
つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」から,東武バス(西柏04または西柏03)「東大前」または「東大西」停留所下車.
※詳細は,東京大学のホームページをご確認ください.
柏キャンパスへのアクセス(東京大学のホームページ)
土木工事においては,これまで建設中,維持段階において地質に関わるトラブルが発生し,その都度,産官学が協力し,安全で安心して利用できる社会資本を整備してきた.しかしながら,未だ社会的な影響の大きいトラブルが散見され,また,近年,国民の社会資本への関心の高まりから,地質に起因する事故などが大きく取り上げられる傾向にある.このようなトラブルは地質の不均質性によるものであり,直接地下を見ることができない不確実性が地質のリスクとして認識されている.
このような現状を背景として,日本応用地質学会土木地質研究部会では,主にダムやトンネルに関する地質リスクについて研究を継続している.活動としては,ダムやトンネルで発現する地質リスク事象を各地質体に整理し,その調査法や評価法についてまとめ,学会誌や研究発表会で発表してきた.このような成果の発信は信頼性の高い社会資本整備に寄与できると考えている.
また,このような地質リスクをよりよく評価するためには応用地質学に精通する地質技術者だけでなく,土質や設計にも精通する地盤技術者との協働も重要である.しかしながら,両者は同じ対象として地盤を取り扱っているにもかかわらず,未だに地質,土質(地盤)と2種類の技術者がそれぞれの分野を担っている状況が続いている.土木工事における地質リスクを軽減するためには,最も基礎となるべき応用地質学と地盤工学という2つの学問の協働を推進する必要がある.
以上のような状況を鑑み,本シンポジウムでは,地質リスクについて地質体毎の考え方,地質,地盤それぞれの立場の考え方,産官学の違いによる考え方,国内外の考え方など多方面からの考えや意見を集約し地質リスクへの対応のあり方について議論する.
シンポジウム「土木における地質リスクと地質・地盤技術者の役割 −応用地質学と地盤工学のさらなる協働に向けて−」 | |
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13:00〜13:10 | 開会の挨拶,趣旨説明:土木地質研究部会 副部会長 綿谷博之 | <第1部 特別講演> |
13:10〜14:00 | 特別講演 「土木における地質リスクと地質・地盤技術者の役割 ―リスクマネジメントの新たな展開―」 大西有三(京都大学名誉教授) |
<第2部 話題提供> |
14:20〜14:40 | 話題提供1 「土木における地質リスクと地質・地盤技術者の役割 ―関係者がONE-TEAMで対応するために―」 宮武 裕昭(土木研究所) |
14:40〜15:00 | 話題提供2 「地質リスクについて地盤工学関係者とどう考えるか?」 北田 奈緒子(GRI財団) |
15:00〜15:20 | 話題提供3 「ダムの土木地質リスクに対するダムWGの活動」 桝田 卓(八千代エンジニヤリング) |
15:30〜15:50 | 話題提供4 「(仮)トンネルにおける地質リスク源の捉え方」 川越 健(日本交通技術) |
15:50〜16:10 | 話題提供5 「(仮)国際工事入札の多様性と地質リスク分担の考え方,地質・地盤技術者の役割」 上田 広和(ニュージェック) |
16:10〜16:30 | 話題提供6 「地質・地盤リスクの人為的要因と対応のあり方」 佐々木 靖人(ダム技術センター) |
<第3部 パネルディスカッション> |
16:50〜17:20 | テーマ 「地質・地盤技術者における地質リスクへの対応のあり方について」 ・座長:片山政弘(熊谷組,土木地質研究部会長) パネリスト:特別講演者,話題提供者 |
17:20〜17:25 | 閉会挨拶:土木地質研究部会長 片山 政弘 |
日本応用地質学会事務局
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