日本応用地質学会東北支部 JSEG TOHOKU
 

 令和3年7月21日(水)
令和3年度 第28回 支部研究発表会 当日の様子
 一般社団法人 日本応用地質学会東北支部 
 
  去る7月21日(水)に第28回支部研究発表会が無事終了いたしました。新型コロナ感染症の感染の再拡大が懸念される中での開催となるため、規模を縮小し特別講演の中止および午後のみの開催といたしました。また、今回は会場だけでなくWEB配信も行うハイブリッドでの開催といたしました。
 参加人数は、会場が30名、WEBが19名の合計49名の参加となり、結果的に全体としては例年と同程度の参加人数となりました。また、慣れないWEB配信のため、機器のトラブル等により30分遅れの開始となりました。参加者の皆様にはご迷惑をおかけしました。
 昨年と同様コロナ渦での開催ですので、会場では受付の際に検温・消毒を実施したほか、会場内では、演台前のパネル設置や席の間隔をあけるなど新型コロナ感染症対策を行いました。皆様のご協力に感謝いたします。


 当日の発表プログラム等はこちらをご覧ください。

 
第1部 (座長:磯幹事、副座長:新山幹事)
   第1部は、4編の発表がありました。常磐自動車道で発生した法面崩落災害現場の報告や、御嶽山の火山岩塊の噴出に関する研究、災害碑の調査の紹介、給水井戸に関する事例紹介など多岐にわたりました。
 特にローカルな現場の紹介や調査事例などは、支部研究発表会の魅力の一つであると思いますので、次年度以降も多くの発表を期待したいと思います。

 
第2部 (座長:新田副支部長、副座長:鳥越幹事)
 第2部は、長町-利府断層に関する4編の発表でした。長町-利府断層の評価について、地形判読・地形情報からのアプローチ、既存のボーリングデータ用いた横断的な検討、さらに横断構造物の地質調査等から断層の鉛直分布の推定などの発表でした。現在得ることのできるデータを駆使し、様々な角度から長町-利府断層を考察した内容となりました。その正体がわかっているようでわからない長町-利府断層について今後もさらなる検討・研究を期待したいと思います。

 トラブルにより、30分遅れの開始となったため、セッション終了後の総合討論はキャンセルとしました。会場にお越しの皆様、またWEB参加の皆様には重ねてお詫び申し上げます。

 最後に、新田副支部長の挨拶で閉会と致しました。

 本年度は、新型コロナ感染症の感染拡大を懸念し、研究発表会終了後の意見交換会は実施しませんでした。来年度は、このコロナも収束し例年通りの発表会の開催ができることを願うばかりです。
 

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