日本応用地質学会 中部支部では、毎年応用地質学講座として地形学やボーリングコアの観察などの座学・実習を行っております。 平成30年はボーリングコア観察ということで実施いたしました。
当日の様子をお知らせいたします。
<概要>
開催日時:平成30年10月26日 (金) 13:00〜17:00
場 所:名古屋大学博物館 講義室
講座名:
「ボーリング柱状図作成およびボーリングコア取扱・保管要領(案)・同解説」改訂点の
説明と留意点
座学およびボーリングコアの観察
対 象:地質・土木技術者(学会員以外からも参加していただきました)
講 師:照屋 純(ボーリング柱状図標準化委員会委員(全地連),中部支部役員等
当日は、前半に座学を、後半に実習を行いました。 実習では、ボーリングコアが掘り出された直後から観察までをイメージして、コアパック(ボーリングコアを包んでいるビニール)を剥がして、コアを洗浄するところから体験していただきました。 実習では、様々な方からのご厚意でコアを提供していただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
さて、実習風景です。 座学の写真は撮影し忘れましたので、いきなり実習中の写真からです。 概要説明の後、それぞれに柱状図を作成していただくことを最終目標として、各々観察していただきました。
まずはコアパックを剥がして、コアの洗浄からです。
講師に説明してもらいながら観察の仕方を教わっています。
柱状図を作成中は、受講者がいつでも質問できるように、講師陣は巡回しています。 業務で日常的にボーリングコアの観察の機会はあるものの、観察の仕方などを丁寧に教えてもらう時間がない、というのが実情かと思いますので、このような機会が皆様のお役に立てれば幸いです。
今年度は、技術交流会(研究発表会)と異なる日程で行いました。天気予報も直前に代わり、雨に降られず最新の研究内容を現場で聞くことのできる貴重なものとなりました。
見学会の講師をしてくださった名古屋大学の竹内先生、(有)風水土の永田さん、また、参加してくださった皆様、ありがとうございました。
<概要>
【11月10日(土)】三重県 松阪駅集合・解散
時間:8:00〜16:00 場所:三重県松阪市 櫛川周辺
簡単にですが,当日の様子をご紹介いたします。
本日の見学会は、stop1、stop2、stop3、stop4の4ヶ所ですが、stop1〜3は三波川変成岩を変成度の高いほうから低いほうへと順番に見ていくものです。stop4は地すべりの対策工事後の場所を見てきました。
写真を多めに載せますので、変成度の違いなどにも注目しながらもご覧ください。
最初の露頭です。心が洗われるような景色の場所でした。
露頭を前に、竹内先生から最新の研究成果を交えてご説明いただきました。
私が学んだ〇〇年前の知識は古くなっている事が分かりました。
今日のような見学会に参加しなければ、いつまでも古い知識のままでした。現在の仕事に関する知識(私の場合は斜面災害)は、常に最新の情報を得ようとするのですが、専門外ですとそうはいきません。
このような見学会に参加すると、短時間で様々な知識を吸収できるため大変お得です。
【stop2】
こちらも綺麗な場所でした
現地で質問し、それに対して説明をしていただけるのは大変に貴重です。
ですが。。。。。
上から眺めると、BBQをするでもなく河原に大人が集まっています。
周囲の方からはどのように見えていたのでしょうか。。。。
【stop3】
こちらもステキです!
この地点での説明を一通り聞いた後は、それぞれで見学です。
あまり変成作用が進んでいませんね〜
【stop4】
こちらは2004年の台風21号により被災した宮川水系の地すべりです。
現在は対策工事も終わっているのですが、被災当時の調査や対策工検討のための調査などのデータも交えて説明していただけました。
対岸にも地すべり地形が。。。。。
この辺りは林業が大変に盛んで、標高のかなり高いところでも軽トラックが走っていました。
詳しい方に聞くと、このあたりは伊勢神宮のお宮を建てるための木を育てておられるようです。
そのため、「宮」川と名付けられたんだとか。へぇ〜。
地すべり地を前に参加者で記念撮影をしました。
天候にも恵まれ、大変充実した見学会となりました。
お忙しい中、準備から案内までしていただいた竹内先生、永田さま、本当にありがとうございました。
また、準備をしていただいた役員、参加していただいた皆様、ありがとうございました。
2018年11月20日 (Y.H.)
技術交流会・講演会・意見交換会ともに無事終了いたしました.
参加いただいた皆様,また運営にご尽力いただいた方々に厚くお礼申し上げます.
当日の様子をご紹介いたします.
【技術交流会】
<概要>技術交流会では,発表者が「伝えたいこと」を十分に伝えられるように,また,聴講者は「聴きたいこと」を十分に聴くことができるように,発表・質疑応答の時間は30分としてあります.また,少々の時間オーバーも許容しフランクな場としています.
吉田支部長の挨拶で開会です.
応用地質の未来についてや,珪華の抽出,重金属,湾の環境,干渉SARの活用事例,三波川の土木地質,地質リスク,地層処分,多岐にわたる発表をして頂き,また活発な質疑応答がなされました.
【講演会】
「リモートセンシングによる地質・植生・都市の観測」の演題で 山口靖教授(名古屋大学大学院環境学研究科)にご講演していただきました.
衛星から得られた画像を解析することで,本当に様々なこと(地質,植生 etc)が分かるということでした.広域的な調査には非常に有効な手段だと理解しました.勉強させていただきました.
【意見交換会】
名古屋大学内の「花の木」にて立食形式の意見交換会を行いました.
技術交流会では聞けなかったことや,今後の学会運営方針のヒントなど,食事(お酒?)を前にすることで様々な意見交換が円滑になります.
人脈形成や最新技術の動向を気軽に聞けるといった重要の場です!
平成30年度 日本応用地質学会中部支部 総会・講演会・意見交換会の様子をご紹介いたします。
【顧問会】
例年のことですが,総会開催前に顧問会が開催されています。 顧問会では,幹事役員が前年度の学会活動実績や今年度の活動計画を顧問に報告し,それらについて顧問の方々からご意見をいただいております。
顧問会では,若手技術者の育成や技術の伝承などの問題提起がなされました。
【総会】
開催日:平成30年5月19日(土) 14:00-15:00
場 所:名古屋大学博物館 講義室
総会では,事業報告,決算報告,事業計画案,予算案などを行いました。
術交流会などが参加しやすくなるように,今年度から技術交流会と現地見学会(巡検)の日程を変更する計画案を出し,無事に承認していただきました.
【特別講演会】
開催日:平成30年5月19日(土) 15:00-16:30
講 師:吉村 一元 様 (経済産業省・資源エネルギー庁 放射性廃棄物対策技術室長)
吉田 英一 教授 名古屋大学博物館(日本応用地質学会 中部支部長)
演 題:地層処分における科学的特性マップの技術的背景
場 所:名古屋大学博物館 講義室
CPD :1.5
講演会の様子です。
【意見交換会】
開催日:平成30年5月19日(土) 17:00-19:00
場 所:名古屋大学内 レストラン「グレイグスカフェ」
今年度もよろしくお願い申し上げます。
2018年05月28日 (Y.H.)
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