日本応用地質学会 東北支部
「平成21年度 総会および特別講演」

 去る5月15日(金)に開催された「日本応用地質学会東北支部 平成21年度 総会・特別講演・討論会」の簡単なレポートです。
 場所はせんだいメディアテーク7F スタジオシアターにて午後1:30から時間通り開催いたしました。


1.総会

 総会は95名の出席数(参加人数:43名、委任状:52名)となり、「日本応用地質学会東北支部規定」第15条の正会員の5分の1以上の出席となり(支部会員総数171名、平成21年3月末日 事務局登録より)、無事会が成立いたしました。
 平成20年度活動報告ならびに会計報告、平成21年度活動計画および予算案が可決され、続いて支部役員(案)についても承認されました。

総会の様子(議長は太田支部長)

2.特別講演

 総会に続いて、矢内 桂三 氏(元岩手大学教授)による特別講演が行われました(参加51名)。
 「南極に隕石を求めて-月隕・火星隕石の発見-」というタイトルで1時間15分程度お話していただきました。
 南極という厳しい環境での突然の隕石との出会い、そして、その後の隕石調査の苦労話等、我々が経験することない世界での貴重な体験を講演していただきました。
 南極の氷の上にぽつねんと存在する隕石の産状(?)が不思議でもありました(なぜ、南極に隕石が多いのか?また、隕石が集まる仕組みの考察についても触れていました)。


  特別講演をする矢内氏

3.討論会

 特別講演の後には、岩手・宮城内陸地震についての討論会を行いました(参加48名)。
 去る平成20年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震から1年近くが経ち、地震発生から復旧工事や多くの調査が行われています。本学会においても調査団を結成し、現地調査を実施し昨年の日本応用地質学会50周年大会でのポスター発表、そして学会誌への投稿(6月号掲載予定)などをしています。
 そこで、いままで解ったこと・わからないこと、今後の学会調査団の活動予定などを橋本副支部長から報告・問題提起をしていただき、広く討論・意見交換をしました。


討論会の様子

4.懇親会

 総会・特別講演終了後に、場所を移して懇親会を開きました(参加30名)。特別講演をしていただいた矢内氏にも参加していただき、質問や討論会の続きなど、交流を深めました。
 最後は、東北支部恒例となった、橋本副支部長+αによる「伊達の一本締め」で会を締めくくりました。



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