【結果報告】 令和元年度(2019)応用地質学講座(現地踏査実習)

日本応用地質学会 中部支部では、毎年応用地質学講座として地形学やボーリングコアの観察などの座学・実習を行っております。
令和元年は,現地踏査実習ということで実施いたしました。
当日の様子をお知らせいたします。

<概要>
開催日時:令和元年10月11日 (金) 10:00~15:30
場 所:岐阜県 瑞浪市
講座名:「現地踏査」(ルートマップ作成,走向傾斜,露頭での柱状図の書き方等)現地での実習
対 象:地質・土木技術者(堆積岩を対象に地質学的および応用地質学的な基礎的内容)
講 師:竹内 誠 教授(名古屋大学)
    吉田 英一 教授(名古屋大学,現日本応用地質学会中部支部長)
    大谷 具幸 教授(岐阜大学)

全員無事に集合しましたので,まずは吉田支部長より概要説明です.


現地では,6~7人/班とし3班に分かれて講習を行いました.
講習は,○現地で柱状図作成 ○地質の風化や変質などについて ○地質構造,堆積岩の基本などについて,と3つのテーマに分かれてそれぞれ学習して頂きました.
少人数にすることで質問しやすく,また内容の濃い時間を過ごしてもらえるようにいたしました..


竹内教授に担当していただいた,柱状図作成の様子です.
限られた時間であったため駆け足の講習でしたが,大切なことはしっかりと教えて頂きました.
中部支部の幹事も,補助としてそれぞれの班について行きましたが,豪華な講師陣,実践的な内容であることが羨ましかったです.


吉田教授による,岩石の風化などに関する講習です.
最近解明された球状コンクリーションに関する最新情報などのお話しもあり,とても興味深いものでした.


大谷教授による,地質構造や堆積岩の基礎のお話しです.
基本的なことをしっかりと現地で講義して頂き,それをすぐに現地で確認するという,地質を学ぶには最適な環境だったと思います.

雨に降られることも無く,無事に終了することができました.

最後に記念撮影をして終了いたしました.
参加して頂いた皆さん,ありがとうございました.
お疲れ様でした.

本日の講習が,皆さんの今後に役立てば幸いです.