平成29年度(2017)総会・講演会・意見交換会【結果報告】
平成30年度 日本応用地質学会中部支部 総会・講演会・意見交換会の様子をご紹介いたします。
【顧問会】
例年のことですが,総会開催前に顧問会が開催されています。 顧問会では,幹事役員が前年度の学会活動実績や今年度の活動計画を顧問に報告し,それらについて顧問の方々からご意見をいただいております。
顧問会の様子です。
顧問会を実施することで,運営に携わる幹事が気付かなかった点や今後の方針などについてご指摘やご助言をいただき,学会員へのサービス向上や,より良いアウトリーチ活動につなげることができます。
【総会】
開催日:平成29年5月20日(土) 14:00-15:00
場 所:名古屋大学博物館 講義室
総会では,事業報告,決算報告,事業計画案,予算案などを行いました。
総会の様子です。
【特別講演会】
開催日:平成29年5月20日(土) 15:00-16:30
講 師:長谷川 修一 教授 (香川大学工学部・前日本応用地質学会会長)
演 題:変動帯の応用地質学
場 所:名古屋大学博物館 講義室
CPD :1.5
日本応用地質学会会長を経験された長谷川教授に講演していただきました。
(以下,7/5に加筆修正)講演内容
- 地質調査業界を取り巻く状況
- これから国難(国家的危機)が日本を襲う。応用地質学の使命は?
- 変動帯の応用地質学ー西南日本外帯ー
- 変動帯の応用地質学ーヒマラヤー
- 危機をチャンスに:アウトリーチと国際化
講演の中で長谷川教授は,以下のことをおっしゃっておられました(抜粋)
- 応用地質学(地質工学)は、地質学の知識や考え方をベースに他の分野の技術も活用して社会の抱える問題を解決することを目指す科学技術である
- 経験を超えた自然災害に対処するには、時間軸を長く設定し、想定外の自然災害を少なくする努力を続ける必要がある
- 経験と理論だけでなく、地球の歴史に学ぶ賢者の工学への発展を期待している
- アウトリーチ(防災まち歩き、ジオパーク活動など)は、学会・支部の社会的評価を高め未来の後継者を発掘するために不可欠である
講演会の様子です。
高い視点・広い視野でのお話しであり,我々地質技術者が,これから果たさなければならないことを学ばせて頂きました。
ありがとうございました。
(加筆修正ここまで)
【意見交換会】
開催日:平成29年5月20日(土) 17:00-19:00
場 所:名古屋大学内 レストラン「グレイグスカフェ」
今年度の活動を始めるにあたり,和やかな雰囲気の中,様々な意見交換を行いました。
今年度もよろしくお願い申し上げます。
2017年6月12日