2024年8月16日 令和6年度 日本応用地質学会 顧問会・総会・講演会の様子

2024年5月22日に,令和6年度 日本応用地質学会 顧問会・総会・講演会を行いましたので,その様子をご紹介します.

こちらは顧問会の様子です.Web参加の顧問の方もおられました.
顧問会では,特に能登半島地震に関連した話題が多く挙げられ,このような震災時に学会がどのように社会の役に立てるのか,そのために常日頃から行っておくべき事は何か,といったご助言をいただきました.
大きな課題ですが,少しずつでも取り組んでいきたいと考えております.

顧問会をしている部屋では,もう一つ打合せが行われていました.

こちらは,能登半島地震の調査団の打合せです.
主に斜面災害についての調査班の打合せでした.どこの道が通れるのか,どこが被災しているのか,といった情報交換や調査計画の立案の打合せでした.

さて,顧問会が終了したら通常総会となります.

通常総会は,上の写真の右側にある議事次第の通りです.

総会では決算報告等が行われ,今年度の行事について協議いただきました.
予算の使い方について質問をいただきましたが,概ね議案通りで承認いただきました.

さて,顧問会・総会が終了したら特別講演会を行いました.
今回は能登半島地震後の講演会ということもあり,金沢大学の平松教授に以下のタイトルでご講演いただきました.

「流体が駆動する能登半島北東部の群発地震と令和6年能登半島地震」

平松教授はWebでご講演いただきました.

学会に所属していると,このような時事性の高い事象について専門家のお話が聞ける機会が増えます.
知識の共有を行い,社会が抱える問題解決のお手伝いができるようこのような機会を設けております.

また,今回は能登半島地震という大規模災害が発災しましたので,日本応用地質学会は調査団を結成いたしました.
その調査結果や今後の調査活動についての話題も提供していただきました.

塚脇教授(金沢大学)の講演です.中部支部でのこれまでの取り組みと現時点での調査結果報告をお話ししていただきました.

寺崎顧問の講演です.寺崎顧問が独自に調査された結果をお話しいただきました.

加藤幹事による,令和6年能登半島地震災害調査団の調査計画等の講演です.

以上で,本日予定していた行事が全て終了いたしました.
今年度は,例年行われている行事に加えて,能登半島地震の調査もあり慌ただしい年になります.