平成30年度(2018)現地見学会【結果報告】
11月10日に行われました現地見学会の様子をご紹介いたします。
今年度は、技術交流会(研究発表会)と異なる日程で行いました。天気予報も直前に代わり、雨に降られず最新の研究内容を現場で聞くことのできる貴重なものとなりました。
見学会の講師をしてくださった名古屋大学の竹内教授、(有)風水土の永田さん、準備をしてくださった役員、参加してくださった皆様、ありがとうございました。
<概要>
【11月10日(土)】三重県 松阪駅集合・解散
時間:8:00~16:00 場所:三重県松阪市 櫛川周辺
簡単にですが,当日の様子をご紹介いたします。
本日の見学会は、stop1、stop2、stop3、stop4の4ヶ所ですが、stop1~3は三波川変成岩を変成度の高いほうから低いほうへと順番に見ていくものです。stop4は地すべりの対策工事後の場所を見てきました。
写真を多めに載せますので、変成度の違いなどにも注目しながらもご覧ください。【stop1】
最初の露頭です。心が洗われるような景色の場所でした。
露頭を前に、竹内先生から最新の研究成果を交えてご説明いただきました。
私が学んだ〇〇年前の知識は古くなっている事が分かりました。
今日のような見学会に参加しなければ、いつまでも古い知識のままでした。現在の仕事に関する知識(私の場合は斜面災害)は、常に最新の情報を得ようとするのですが、専門外ですとそうはいきません。
このような見学会に参加すると、短時間で様々な知識を吸収できるため大変お得です。
【stop2】
こちらも綺麗な場所でした
現地で質問し、それに対して説明をしていただけるのは大変に貴重です。
ですが。。。。。
上から眺めると、BBQをするでもなく河原に大人が集まっています。
周囲の方からはどのように見えていたのでしょうか。。。。
【stop3】
こちらもステキです!
この地点での説明を一通り聞いた後は、それぞれで見学です。
stop1から比べると変成作用が進んでいないことが分かりますね.
変成岩をじっくり観察したなんて何年ぶりだろうか....
【stop4】
こちらは2004年の台風21号により被災した宮川水系の地すべりです。
現在は対策工事も終わっているのですが、被災当時の調査や対策工検討のための調査などのデータも交えて説明していただけました。
対岸にも地すべり地形が。。。。。
この辺りは林業が大変に盛んで、標高のかなり高いところでも軽トラックが走っていました。
詳しい方に聞くと、このあたりは伊勢神宮のお宮を建てるための木を育てておられるようです。
そのため、「宮」川と名付けられたんだとか。へぇ~。
地すべり地を前に参加者で記念撮影をしました。
天候にも恵まれ、大変充実した見学会となりました。
お忙しい中、準備から案内までしていただいた竹内教授、永田さま、役員の方々,本当にありがとうございました。
また、参加していただいた皆様にも感謝申し上げます.
2018年11月20日 (Y.H.)