【結果報告】令和4年度(2022)技術交流会(Web・現地開催のハイブリッド形式)

令和4年度の技術交流会は,中部支部初のハイブリッド形式での開催となりました.
Web参加の方には画面共有が遅れるなどの不具合がありましたが,大きなトラブルもなく開催することができました..
みなさまのご協力に感謝いたします.

さて,今回は下記7編の発表をしていただきました.

10:15~10:45 令和2年豪雨による岩盤崩壊:中部と九州における共通点
 永田 秀尚((有)風水土)

10:45~11:15 簡易水質調査等による地下水流動系統区分の検討
 平 真綺(サンコーコンサルタント株式会社)

11:15~11:45 地盤の透水係数を得るための各種原位置透水試験の比較と適用検討
 嶋田 純也(東邦地水株式会社)

13:00~13:30 施工中の切土法面で確認された鏡肌に対する調査設計事例
 松本 翔(国際航業 株式会社)

13:30~14:00 深層崩壊による土石流に対する砂防堰堤の安定性に関する検討
 伏木 治(サンコーコンサルタント株式会社)

14:00~14:30 自然災害伝承碑から災害を考える -中部支部の取り組み-
 日野 康久(株式会社 KANSOテクノス)

会場は,岐阜大学サテライトキャンパスです.感染症対策として皆様には離れて着席していただきました.

技術交流会では,「技術の交流,意見交換」を主な目的としているため,1つの発表・質疑応答に30分の時間を設けております.
「ひょっとして30分は長すぎて,間が持たないのでは....」と心配しておりましたが,実際は30分でも足らないぐらいに議論が深まった発表もありました.

技術交流会後は,一般社団法人 充填技術協会 常務理事の 米田茂夫様に,講演会を行っていただきました.
「講演:日本の地下空洞及び浅所陥没事例」

人為的な地下空洞(炭鉱,防空壕など)は,埋め戻されることなく残っているものもあり,陥没により生活への影響がおきている事例と,それらの対策についてのお話しでした.
大変興味深く,業務で体験しなければ知り得なかった知見も得ることができ,勉強させていただきました.

日本応用地質学会 中部支部では,このほか,応用地質学講座,一般の方への普及活動を行っております.
みなさまのご参加をお待ちしております.

2022年7月10日(Y.H.)