一般社団法人 日本応用地質学会
「平成21年度 研究発表会(山形大会)」

 去る10月22(木)〜23日(金)に開催された「一般社団法人 日本応用地質学会 平成21年度 研究発表会(山形大会)」の簡単なレポートです。
 場所は山形テルサ(山形市)にて10月22日(木)午前9:30から開催いたしました。
東北支部として、会場の手配、意見交換会の準備等の事前準備、および当日の会場設営をお手伝いをいたしました。

1.開会式および特別講演会 (10月22日(木)午後)
 10月22日(木)の午後1:20からは、山形テルサ内テルサホールにて開会式ならびに特別講演会が行われました。
 開会式では、学会長や東北支部長のあいさつなどが行われました。江崎会長のあいさつでは、学会の一般社団法人化にあたり、今後の学会としての取り組み方やより一層の発展などを述べておりました。 東北支部の太田支部長からは、出席者への感謝の意を述べるとともに、東北支部主催の意見交換会の紹介を行いました。
 特別講演は、福島大学名誉教授、岩手県文化財保護審議会会長の工藤雅樹氏に「平泉藤原氏の成り立ち」というタイトルで講演をしていただきました。前九年の合戦から後三年の合戦を経て安倍氏から清原氏そして平泉藤原氏への勢力図の変遷を解説し、最終的に藤原氏が東北一円に勢力を広げることができた経緯を述べられました。世界遺産登録を目指す平泉中尊寺・毛越寺ほか考古学的遺跡群を発展させた平泉藤原氏についての歴史的背景を知ることができました。


        江崎会長のあいさつ
             

あいさつをする太田支部長


特別講演をする工藤氏
2.研究発表会およびポスターセッション (10月22日(木)午前、10月23日(金)終日)
 研究発表会は22日(木)の午前中から、第一会場および第二会場の2会場において、間に開会式・特別講演を挟み、23日の夕方にかけて、合計12セッション、61の研究発表が行われました。終日多数の人が参加し、多くの議論が交わされました。
 研究発表と同時に、ロビーではポスターの展示が行われました。22日の特別講演の終了後には、ポスターセッションのコアタイムが設けられ、それぞれのポスターの前では、白熱した議論が展開されていました。それに合わせて、学会理事によるポスターの審査を行い、最優秀賞・優秀賞の選考をしました(意見交換会で表彰式)。


          第一会場の様子

第二会場の様子


ポスターの展示状況
3.意見交換会 (10月22日(木)PM5:30〜)
 研究発表会初日の22日の夜には、ホテルメトロポリタン山形にて東北支部主催の意見交換会が行われました。
 東北支部長のあいさつから始まり、来賓である東北地質調査業協会の早坂理事長、山形応用地質研究会の山野井会長からあいさつをいただき、江崎学会長による乾杯の音頭で意見交換会がスタート致しました。
 地元山形の民族文化サークル「四方山会」により花笠音頭を披露していただきました。間近で踊る花笠音頭の迫力に圧倒されました。会場には、東北地方のおいしい日本酒や山形芋煮やそばも準備されました。予想を遥かに上回る参加(130名超)があり、うれしい悲鳴を上げるとともに、料理等がちょっと物足りなくなってしまったなどご迷惑をおかけしました。
 会の中ごろには、午後のポスターセッションコアタイム後に選考したポスターの最優秀賞および優秀賞の発表および表彰が行われました。
 その後、中国・四国支部の役員の皆様から来年度の研究発表会(島根県)の紹介をしていただきました。
 最後は、東北支部の橋本副支部長による東北支部恒例の「伊達の一本締め」で意見交換会をしめました。
 


     江崎会長の音頭による乾杯



四方山会による花笠音頭の披露


ポスター賞の表彰


来年度開催の中国・四国支部の皆さん


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